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4.192023
高齢者の方の身元保証
1.身元保証とは?
施設への入居や病院への入院の際に必要となってくるのが身元保証です。
・病院への入院
・施設への入居
・葬儀供養をたのみたい
身元保証人は家族と同じ役割をになう方です。
決して施設入居の際、身元保証人の欄にサインをして終わりなどではありません。
実際は多くの対応や責任が生じます。
2.身元保証人が必要になるのはどんな人?
・子供がいないご夫婦
・未婚の方
・家族に迷惑をかけたくない方
・お子様との関係が悪い方
・お子様が遠方(外国)にいる方
・配偶者がなくなり独り身になった方
・施設に入居した後に当初の身元保証人が対応出来なくなった。
・離婚されてお子様と疎遠の方
3.身元保証はどんな時に必要?
①生活の支援(ご本人の生活をサポート)
・ケアプランの確認
・薬の変更確認
・往診医の判断の確認
・小口の補充
・健康状態の確認
・お金の管理
②施設への入居時
・身元保証、連帯保証
・施設の移転が必要な時の手続き
③病院への入院時
・入院手続き(入院時の頭金の支払い)
・本人に代わって病状の説明
・退院時の医療費の精算
④医療の同意
・治療方針を医師に伝える
・手術の同意
・容態急変時の緊急駆け付け対応
⑤ご本人が亡くなったとき
・死亡確認
・死亡診断書の受け取り
・葬儀社の手配
・親族や関係者への連絡
⑥葬儀・供養の手配
・葬儀方式の確認
・葬儀費用の支払い
・火葬後の納骨先の確認
・供養の方式の確認
⑦死後事務手続き
・住宅や施設の部屋の片づけ
・医療費の精算
・年金受給停止手続き
・高額医療費の還付
・ライフラインの解約手続き
・各種行政手続き
4.死後の事務手続きはどんなもの?
①葬儀・供養
・死亡確認(立ち合い)
・死亡診断書の手配
・火葬許可の手配
・葬儀社の手配
・葬儀社に依頼、斎場との調整
・関係者への連絡(指定がある場合)
・葬儀・火葬の立会(必要な場合は収骨)
・納骨又は埋葬
②費用の支払い代行
・入院費用の支払い
・葬儀会社への支払い
・火葬場で火葬料の支払い
・埋葬費用(永代供養料)の支払い
・介護施設への支払い
・光熱費、携帯電話料金等の支払い(未払い分や請求分の対応)
③住居の明け渡し、遺品整理
・住居や高齢者施設の家財処分対応(業者選定・見積も確認)
・遺品整理業者の作業中立会い、貴重品の確認
・明け渡し確認
・修繕費やハウスクリーニング費用の確認
・敷金の戻り金の確認
・電気、ガス、水道、携帯電話、NHK,新聞等のライフラインの解約手続き
④行政手続き
・健康保険証(後期高齢者医療保険証)の返納
・葬祭費の請求
・払い過ぎた医療保険の返還請求
・払い過ぎた医療費の返還請求
・年金受給停止手続き(年金事務所)
・未支給年金の受給手続き
・介護保険料の返納手続き
・払い過ぎた介護保険料の返還請求
・マイナンバーの返納手続き
・身体障害者手帳の返納手続き
⑤その他の手続き等
・クレジットカードの解約手続き
・各種会員カード等の解約手続き
・換価可能な貴重品等がある場合、遺言執行手続きに引継ぎ
・クレジットカード利用残金や未払い費用等の確認、遺産からの精算手続き
・相続人や関係親族への報告
・監督団体への業務完了報告
5.身元保証人になれる人、なれない人
・身元保証欄に名前だけ書いたらいいと思っている方 ××
・高齢の兄弟 ×
・高齢の配偶者 △×
・遠方の親戚 ×
・後見人 △×
・健康なご家族または、信頼出来てお近くにいる親戚 〇
身元保証人は、ご本人の生活をサポートするため、多くの対応や手続きをする必要があります。
身元保証人を頼もうと考えていた方が、上記の△や×に当てはまる場合は、早めに専門家に相談
しておきましょう!
身元保証の専門家としていくつかの団体がありますが、そのうちの一つを紹介しておきます。
全国76拠点 法律家・介護専門家による国内最大級の身元保証団体
一般社団法人身元保証相談士協会、こちらをクリックして検索して見て下さい
次の投稿でもう少し詳しくお伝えします。
不明な点、ご相談はこちらから